欧州市場でドル・円は108円90銭台と、引き続き109円手前の水準で伸び悩む展開。米10年債利回りは2.11%台に上昇しているが、ユーロやポンドなどの買い戻しでドルが下押しされた。また、欧州株はやや軟調地合い、米株式先物もマイナス圏推移で円売りも後退したようだ。

 17時半に発表された英国の5月鉱工業生産は予想を下回ったものの、プラス転換。また、5月貿易赤字も縮小したことで、ポンドの買い戻しが入った。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円91銭から108円97銭、ユーロ・円は122円19銭から122円32銭、ユーロ・ドルは1.1215ドルから1.1227ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は伸び悩み、109円手前で足踏み