NY原油先物は小幅続伸(NYMEX原油8月限終値:57.51↑0.17)。56.49ドルから一時57.77ドルまで上昇した。世界的な需要後退思惑による売りが先行した後、米国の6月非農業部門雇用者数の大幅増加を受けて景気減速懸念が弱まり、需要回復期待による買いが優勢になったとみられる。イランをめぐる中東の地政学的リスクへの懸念もある程度下支えになった可能性。ただ、一方で米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測がやや後退し、株安、ドル高となる状況が重しとなり、上昇幅は限られた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:小幅続伸で57.51ドル、需要回復期待による買い勝る