本日のマザーズ先物は、今夜発表される6月の雇用統計を控えて、狭い値幅でのもみ合い展開に留まりそうだ。前日のマザーズ市場は、米国株高に連動する格好で買いが波及して始まったが、米国市場が休場で、海外投資家の市場参加が限定的で積極的な売り買いを執行する向きもみられず、閑散な商いとなった。本日に関しても今晩に控える米雇用統計の結果待ちとのムードが強く、マザーズ先物に対しても模様眺めムードが強まるだろう。また、マザーズ市場を含む新興市場では、カジノ関連や猛暑対策関連などテーマ性のある中低位株に短期資金が集まっており、指数インパクトの大きいマザーズ銘柄へは関心が向かいにくい地合いであることも、マザーズ先物にとって重しとなろう。上値メドは910.0pt、下値のメドは890.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:狭いレンジでの動きか