2日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円29銭から107円77銭まで下落し、107円90銭付近で引けた。ナバロ米大統領補佐官(通商担当)の「米中通商協議が妥当な合意に達するには時間を要する」との発言や原油相場の急落を受けて、米10年債利回りが1.97%台まで低下し、ドル売り、円買いが優勢になった。

 ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1312ドルでもみ合い、1.1290ドル付近で引けた。ユーロ・円は122円37銭から121円73銭まで下落した。

 ポンド・ドルは1.2645ドルから1.2584ドルまで下落。カーニー英中銀総裁が英国の合意なきEU離脱や世界的な貿易摩擦に警戒感を示したことで利下げ観測が強まり、ポンド売りになった。ドル・スイスフランは0.9889フランから0.9836フランまで下落した。

[経済指標]
・特になし



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情報提供元: FISCO
記事名:「 7月2日のNY為替概況