以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家アイデア投資家氏(ブログ「アイデア投資家」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2019年6月21日17時に執筆
6月下旬になり投資家にとっての恒例イベント、株主総会シーズンがピークを迎えつつある。個人投資家の皆さんは投資先の株主総会に参加しているだろうか。
本日タカラトミー<7867>の株主総会に参加したので、興味深かった点をレポートする。

株主総会の開催はタカラトミー本社近くにある「かつしかシンフォニーヒルズ」で執り行われた。会場は貸し切りで、株主が観客席全体を埋め尽くし、取締役・監査役たちが登壇する大規模なイベントだった。

株主総会は、招集通知に添付されていた5つの議案を、順番に議長の説明あるいは音声案内で進め、決議前に株主からの質問を受け付け、最後に議決をとる流れで進んだ。

株主15名程度が質問台に立ち、活発に質疑応答が行われた。
質問内容は、買収防衛策の継続背景(第二号議案)に関する直接議案に関係するもの、企業の情報開示やTwitterを用いた情報発信の取り組みに関するもの、ブランド商品の今後の展開や品質問題への対応、最近トレンドのサブスクリプションモデルの検討状況など、多様な質問があり、投資家のタカラトミーに対する期待の高さが伺えた。

個人的に目を引いた質疑が2つあったので紹介する。

1つ目はタカラトミーが広報ツールとして活用中のTwitter公式アカウントに関する評価。社外に積極的かつフランクな物言いで発信する点は評価が高かった一方、その表現が見る人によっては不快、あるいは問題発言が見受けられるといった苦言があったこと。

2つ目が、共遊玩具という目や耳の不自由な方も一緒に楽しめる玩具。質問者の周りの耳が不自由な方があるシリーズの共遊玩具を買ったものの、耳が不自由な方向けが未対応だったので改善要望を述べられたのに対し、会社側は商品ラインナップが未対応だったことを受け止めつつ、年間100商品出しているので、今後も注力したいと発言があった。こういった質疑を聞くまで共遊玩具を知らなかったので、目から鱗が落ちた。

一通り質問を受け付けたあとは議案の採決に進み、全5議案は無事承認され、11時半過ぎに株主総会は終了した。

閉会後、会場外にタカラトミーが取り扱うプラレール、リカちゃんといったロングセラー商品から、最近プロモーションし始めたバトルゲームのBAKUGAN等、新顔の展示もあり、説明員からどういった取り組みをしているのか、今後どんなことをしていくか伺えたのは貴重だった。

今回株主総会参加で感じた一番のメリットは、株主がどう会社を見ていて、それに対する経営陣の考えを聞きながら、今後の方向性や課題を認識できる事だった。
皆さんも投資先企業の株主総会に、時間があれば積極的に参加して頂きたい。

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執筆者名:アイデア投資家
ブログ名:アイデア投資家



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家アイデア投資家:東証1部上場玩具企業の株主総会に行ってみた~タカラトミー編【FISCOソーシャルレポーター】