21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円40銭から110円67銭まで上昇し、110円50銭で引けた。米トランプ政権が中国ファーウェイへの事実上の輸出規制を一部猶予すると発表したことが好感され、欧米株高・米長期金利上昇により、ドル買い、円売りが優勢になった。

 ユーロ・ドルは1.1146ドルから1.1188ドルまで上昇し、1.1161ドルで引けた。ポンド・ドルの反発に連れ高となった。ユーロ・円は123円09銭から123円74銭まで上昇した。

 ポンド・ドルは1.2813ドルまで上昇後、1.2697ドルまで下落。メイ英首相がEU離脱をめぐる新提案で国民投票再実施の可能性を示唆したことからポンド買いが一時強まり、労働党が不賛成を表明したことで売りになった。ドル・スイスフランは1.0090フランから1.0116フランでもみ合った。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米中懸念やや後退による株高で円売り優勢、一時110円67銭