キユーピー<2809>:2576円(-58円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は60億円で前年同期比5.3%増益、通期予想の332億円、前期比0.4%増に対して順調なスタートとなり、市場コンセンサスも上回ったとみられる。ただ、国内サラダ調味料とサラダ総菜の売上は想定以上に弱く、会社側では年間計画を若干下回っているとしているもよう。原料安の影響を除くと国内は実質減益になっており、物色が景気敏感株に移行していることもあってネガティブな反応に。


AGC<5201>:3880円(-85円)
大幅反落。株式の売出を発表しており、目先の需給悪化を警戒した動きが先行へ。570万株の売出、並びに、85万株のオーバーアロットメントによる売出を実施する。売出株数は最大で発行済み株式数の2.9%の水準となる。売出先は主に銀行の保有株となっている。売出株の決定期間は4月15日から17日までとなっている。株主層の拡大および多様化を売出の目的としている。


MTG<7806>:1580円(-97円)
大幅に3日続落。大和証券がレーティングを「2」から「3」に、目標株価を5200円から1500円にそれぞれ引き下げ、売り材料視されている。野村証券も2日にレーティングを「Buy」から「Neutral」に、目標株価を6800円から2400円に引き下げている。MTG<7806>は3月29日にインバウンド向けの売上減少などを理由に19年9月期の営業利益予想を98.00億円から10.00億円に下方修正しており、投資資金の流出が続いている。


東名<4439>:3725円 -
公開価格(3290円)を27.8%上回る4205円で初値を付けた。会社設立は97年12月12日。事業内容は光回線サービス及び付帯するサービスの提供、情報通信機器・環境商材の販売、Webサービスの提供など。19年8月期の営業利益予想は前期比52.7%増の5.35億円。オフィス光119事業が堅調に推移することに加え、オフィスソリューション事業が電気販売の取扱数増加で伸長すると見込む。第1四半期の実績は1.95億円で、進捗率は36.4%。


前田工繊<7821>:2440円(-42円)
大幅反落。2024年満期ユーロ円建てCBの発行を発表している。転換価額は3350円で、前日終値に対するアップ率は34.97%、潜在株の比率は、すべて当初転換価額で行使された場合に11.10%となる。調達資金約120億円は、設備投資資金、M&A資金、自社株買い資金に充当のもよう。本日の立会外取引で80万5800株の自社株買いを実施している。転換価額は高い水準であるものの、長期的な希薄化の可能性を意識する動きが優勢。


七十七銀<8341>:1689円(+86円)
大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価は2320円としている。年初以降、同行の株価下落幅は大きく、バリュエーション上の妙味が増したことを格上げの背景としている。また、業界を取り巻く環境は厳しいものの、同行の業績は相対的に健闘しており、競合他行比並みのROE水準も確保していることから、足元の株価下落には行き過ぎ感が強いと指摘している。


アダストリア<2685>:2535円(+120円)
大幅反発。前日に3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比8.2%増、客数が同4.1%増加したほか、客単価も同4.0%上昇している。休日が前年比で1日多かったほか、春物商品が継続して順調に売り上げを伸ばしたもよう。2月の同14.8%増から増収率は鈍ったものの高水準の増収率を継続、前期通期の0.4%減に対して、今2月期は順調なスタートを切る形に。他社比較でも相対的に伸長率は高い状況だ。


リネットジャパン<3556>:1130円(+26円)
大幅に続伸。インドネシアの技能実習生送出し機関「コープインドネシア」と人材送出し事業に関する業務提携契約を締結したと発表している。インドネシアには看護関係の学生が多いとして、介護分野への送出しに力を入れる。また、農業や酪農、漁業に加え、食品加工分野などでの送出しも展開する。コープインドネシアは、これまで日本に約1000人の送出し実績があるという。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):MTG、七十七銀、アダストリアなど