本日のマザーズ先物は、前日の米株安などを背景に売りが先行して始まると予想されるが、今晩から始まる米朝首脳会談の行方を見極めたいとの思惑も強く、もみ合う展開となりそうだ。前日の米国市場ではアジア・欧州株の下落に伴いNYダウなど主要指数が小幅に下落した。本日の東京市場でも新規の材料に乏しく、海外の重要イベントを前に買いが手控えられそうだ。ただ、マザーズ市場ではアンジェス
<4563>などバイオ株やIPO銘柄の活況が続き、個人投資家の物色意欲は旺盛。前日のマザーズ指数は小幅ながら7日続伸した。主力株の手控えムードからこうしたマザーズ銘柄への物色が継続し、マザーズ先物も下げ渋ることが想定される。個別株では前述のアンジェスのほか、前日にマザーズ市場へ上場し、初値持ち越しとなっているリックソフト<4429>などの動向が注目される。上値のメドは940.0pt、下値のメドは910.0ptとする。

<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米株安を受けて売り先行も下げ渋る展開か