米国株式相場は上昇。ダウ平均は175.48ドル高の25239.37、ナスダックは83.67ポイント高の7347.54で取引を終了した。前週の雇用統計や製造業景況指数が堅調な内容となり、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ一時停止の方針に懐疑的な見方が広がり、今週の連銀高官の講演内容を見極めたいとの思惑から売りが先行。その後は引け後に予定される検索大手アルファベットの決算への期待から、ハイテク株を中心に上昇した。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やソフトウェア・サービスが上昇する一方で電気通信サービスや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。

バッテリー技術のマックスウェル・テクノロジーズ(MXW)は、電気自動車のテスラ(TSLA)による買収に合意し、急騰。ピザチェーンのパパ・ジョンズ・インターナショナル(PZZA)は、アクティビスト(物言う株主)のスターボード・バリューが2億ドル出資したことが明らかとなり上昇。PCメーカーのデル(DELL)は、ポール・シンガー氏率いるエリオット・マネジメントが持分比率を引き上げ買われた。一方で、昨日開催された全米フットボール・リーグ(NFL)の優勝決定戦であるスーパーボウルの視聴率が振るわず、メディアのCBS(CBS)が売られた。

マーケット終了後に検索大手のアルファベット(GOOGL)が発表した10-12月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ175ドル高、ハイテク株を選好