30日のマザーズ先物は前日比79.0pt安(8.67%安)の832.0ptと急落して取引を終えた。高値は870.0pt、安値は831.0pt、取引高は12937枚。サンバイオ<4592>が前日、新薬候補の臨床試験結果が芳しくなかったと発表したことから、個人投資家中心に失望売りが膨らみ、前日比3000円(-25.62%)安の8710円と暴落。このため、マザーズ先物にもヘッジ売りが膨らみ、売買を一時中断する措置であるサーキットブレーカーが発動する場面もみられた。個人投資家のセンチメントが大きく悪化したことから、積極的な押し目買いの動きはほとんどみられず、リスク回避の動きからポジションを手仕舞う動きが目立った。個別では、サンバイオ急落を受けてそーせい<4565>やオンコリス<4588>、アンジェス<4563>などの年始にかけて戻り基調であったバイオ関連が揃って大幅な下落となった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:急落、一時サーキットブレーカーも発動