米国株式相場はまちまち。ダウ平均は51.74ドル高の24579.96、ナスダックは57.39ポイント安の7028.29で取引を終了した。今週の主要企業決算や連邦公開市場委員会(FOMC)の結果、そして中国との貿易交渉の行方を見極めたいとの思惑から小幅な値動きに終始する展開となった。セクター別では資本財や素材が上昇する一方で電気通信サービスや半導体・半導体製造装置が軟調。

バイクメーカーのハーレー・ダビッドソン(HOG)は、貿易摩擦に起因したコスト増などを理由に、冴えない決算と慎重な2019年の業績見通しを示し下落。通信のベライズン(VZ)は、決算で売上高が予想を下回ったことが嫌気され軟調推移となった。本日引け後のアップル(AAPL)の決算に注目が集まる中、週後半に決算発表を控えるアマゾン(AMZN)やマイクロソフト(MSFT)、フェイスブック(FB)などハイテク大型株を一旦手仕舞う動きが広がった。ビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は、身売りを断念したことを明らかにして急落。一方で化学製品メーカーのスリーエム(MMM)は予想を上回る決算を発表して上昇。

昨年と一昨年にカリフォルニアで発生した大規模な山火事の債務責任が懸念されていた、電力・ガス会社のPG&E(PCG)は、連邦破産法11条の適用を本日申請した。複数の投資家が債務が確定しておらず破産法申請は不要と主張するなど、裁判所が同申請を拒否する可能性が指摘されており、株価は大きく上昇している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ51ドル高、主要企業決算やFOMC控え様子見ムード