22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円66銭まで下落後、112円89銭まで上昇して、112円85銭で引けた。予想を下回った米国の9月シカゴ連銀全米活動指数を受けて、ドル売りが優勢となったが、対欧州通貨でのドル高に連れドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1501ドルから1.1456ドルまで下落し、1.1470ドルで引けた。イタリア政府が予算案を修正せず、財政懸念が存続したほか、ドイツ連銀が月次報告の中で、ドイツの第3四半期成長が一時的に失速した可能性を警告したためユーロ売りが優勢となった。

ユーロ・円は、129円71銭から129円22銭まで下落した。

ポンド・ドルは、1.3010ドルから1.2957ドルまで下落した。離脱方針を巡り英国のメイ首相の政治的立場が依然不安定で、政局不安がポンド売り材料となった。

ドル・スイスは、0.9976フランまで上昇後、0.9955フランまで下落した。

  【経済指標】・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:0.17(予想:0.21、8月:0.27←0.18)

    

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情報提供元: FISCO
記事名:「 10月22 日のNY為替概況