11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円30銭から111円64銭まで上昇し111円60銭で引けた。米8月NFIB中小企業楽観指数や7月JOLT求人件数がそれぞれ過去最高を記録、米国経済の成長期待が一段と強まった。米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1566ドルまで下落後、1.1599ドルまで上昇し、1.1585ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測にユーロ売り・ドル買いに拍車がかかったものの、英国の秩序のある欧州連合(EU)離脱への期待感を受けたユーロ買いに下げ止まった。

ユーロ・円は、128円77銭から129円40銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.3041ドルまで上昇後、1.2965ドルまで反落。英国の秩序のある欧州連合(EU)離脱への期待感、カーニー英国中央銀行総裁の任期延長で安心感も広がり、ポンドが底堅く推移した。

ドル・スイスは、0.9751フランへ上昇後、0.9728フランまで反落した。

    [経済指標]・米8月NFIB中小企業楽観指数:108.8(予想108.0、7月107.9)・米・7月JOLT求人件数:693.9万件(予想:667.5万件、6月:682.2万件←666.2万件)・米・7月卸売在庫改定値:前月比+0.6%(予想:+0.7%、速報値:+0.7%)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 9月11日のNY為替概況