20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円58銭から110円02銭まで下落し、110円07銭で引けた。トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)が実施した利上げやパウエルFRB議長を批判し、欧州や中国は通貨操作をしていると発言したとの報道を受けて、トランプ米政権はドル安を望んでいるとの憶測が広がったことから、ドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1416ドルから1.1485ドルまで上昇し、1.1484ドルで引けた。ユーロ・円は、126円12銭から126円47銭まで上昇。米中貿易協議の再開が期待されており、リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2757ドルから1.2800ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9953フランから0.9911フランまで下落した。ユーロ高・米ドル安に連れる展開となった。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル弱含み、トランプ米大統領が利上げ批判