16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円56銭から111円12銭まで上昇し、110円90銭で引けた。予想を下回った米国の7月住宅着工件数、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数に失望したドル売りが優勢となった。その後、米中貿易協議再開への期待感やトランプ大統領やクドロー国家経済会議(NEC)委員長がドル高を容認する発言を受けてドル高・円売りが再燃。

ユーロ・ドルは、1.1409ドルへ上昇後、1.1348ドルまで反落し、1.1375ドルで引けた。ユーロ・円は、125円71銭へ下落後、126円49銭まで上昇した。リスク選好の円売りが加速。ポンド・ドルは、1.2754ドルへ上昇後、1.2694ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9925フランから0.9975フランへ上昇した。安全資産としてのフラン買いが後退した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米中貿易協議再開への期待でドル下げ渋り