米国株式相場は上昇。ダウ平均は55.53ドル高の25119.89、ナスダックは49.40ポイント高の7855.12で取引を終了した。昨日引け後に発表された動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)の決算が予想を下振れ、ハイテク株を中心に大きく下落して寄り付いたものの、その後は買い戻しが優勢となった。議会証言でパウエルFRB議長が米景気の堅調さを強調し、緩やかな利上げ継続を支持したことも好感されたほか、主要決算発表への期待感から引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、素材や半導体・半導体製造装置が上昇する一方でメディアや不動産が下落した。

医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、決算内容が予想を上振れ、堅調推移。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、昨日から実施している「プライムデー」のセールで、開始直後にシステム障害が発生したものの、過去最高の売上で推移していることが報じられ上昇。小売最大手のウォルマート(WMT)は。人工知能(AI)や機械学習に関してマイクロソフトとの提携を発表し買われた。一方で、医療保険のユナイテッドヘルス(UNH)は、保険料収入が予想を下振れ下落した。

航空機のボーイング(BA)は、今後20年間に航空機及び関連支援サービス市場が15兆ドルに達するとの見通しを示した。アジア太平洋地域の成長が著しく、新たな航空機納入の約40%を占める。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは55ドル高、パウエル議長の発言を好感