9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円43銭から110円90銭まで上昇し、110円84銭で引けた。日米金利差の拡大観測や株高に連れたリスク選好の動きを背景にしたドル買い・円売りが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1791ドルから1.1733ドルまで下落し1.1751ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州連合(EU)議会証言で、少なくとも2019年夏終わりまで金利が据え置かれる見通しと述べたため、ユーロ買いが後退。ユーロ・円は、株高を好感して130円01銭から130円26銭まで強含んだ。ポンド・ドルは、1.3351ドルから1.3190ドルまで下落。デービス欧州連合(EU)離脱担当相に続き、政権の中核にいるジョンソン外相も辞任を表明したため、政局不透明感が広がりポンド売りが加速。その後、ほとんどの与党議員がメイ首相を支持していることが明らかになったことでメイ首相辞任の憶測を受けたポンド売りは後退した。ドル・スイスは、0.9877フランから0.9930フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:英政局不安でポンドは一時1.3190ドルまで下落