5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円53銭まで下落後、110円72銭まで上昇し、110円65銭で引けた。米6月ADP雇用統計が予想を下回ったため一時ドル売りが強まった。その後、米6月ISM非製造業総合景況指数が予想を上回ったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、FRBが「経済は非常に強く、暫定的な利上げが必要」と見ていることが再確認されたためドル買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1720ドルから1.1672ドルまで下落し1.1690ドルで引けた。

ユーロ・円は、129円63銭から129円12銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.3275ドルまで上昇後、1.3204ドルまで下落した。英国中央銀行のカーニー総裁が経済に自信を表明し、8月の利上げ観測を受けたポンド買いが一時強まった。その後、ドイツ政府が離脱に関する英国のメイ首相の提案に難色を示したとの報道に、再び不透明感が強まり、ポンド売りが再燃した。

  ドル・スイスは、0.9911フランから0.9944フランまで上昇した。

  【経済指標】・米・6月ADP雇用統計:前月比+17.7万人(予想:+19.0万人、5月:+18.9万人←+17.8万人)・米・先週分新規失業保険申請件数:23.1万件(予想:22.5万件、前回:22.8万件←22.7万件)・米・失業保険継続受給者数:173.9万人(予想:171.8万人、前回:170.7万人←170.5万人)・米・6月ISM非製造業総合景況指数:59.1(予想:58.3、5月:58.6)・米・6月サービス業PMI改定値:56.5(予想:56.5、速報値:56.5)・米・6月総合PMI改定値:56.2(速報値:56.0)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 7月5日のNY為替概況