22日の米国市場では、NYダウが119.19ドル高の24580.89と9営業日ぶりに反発する一方、ナスダック総合指数が20.14pt安の7692.82。シカゴ日経225先物は大阪日中取引比40円高の22500円。本日は早朝の円相場が1ドル=109円80銭台と、22日午後3時時点からわずかに円高。ダウの反発以外に目立った買い材料に乏しい一方、米国発の貿易戦争への懸念が根強いため、自動車や電子部品といった主力業種の大型銘柄を中心に弱含みが予想される。また、東証マザーズ指数が今年最安値圏にあるなど中小型市場からの資金流出傾向も続いており、本日も盛り上がりを期待しにくい。このため、売り物に耐えながら、トランプ米大統領の貿易不均衡に対する発言のトーンダウンや取引時間中の円安などプラス材料の出現を待つ相場が予想される。ただ、6月中間期の権利付き最終日を明日26日に控えているため、12月決算銘柄は売り物が細り、需給の引き締まりから堅調な動きが期待される。格上げや目標株価の引き上げが観測されている日産化<4021>、大陽日酸<4091>、TDK<6762>、シスメックス
<6869>、かんぽ生命保険<7181>、島津製作所<7701>、新生銀<8303>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:TDKや島津製作所に注目