11日の日経平均は、反発。朝方は軟化して5日線を下回る場面もあったが、前場中盤から買いが強まり、後場は上げ幅を拡大した。先週末8日に、ともに上向きの5日線と25日線が短期ゴールデンクロスを示現。本日は25日線の上昇角度が大きくなったほか、TOPIXも5日線が下から25日線に接近して短期GCが迫っており、短中期的な上昇局面入りが強く示唆される。一目均衡表では、日々線が横ばいで推移する基準線の上方で推移して強気相場の形状を維持したほか、遅行線と株価の上方乖離幅が拡大して買いサインを一段と強めた。一方、ボリンジャーバンドでは、ザラ場安値は平均線を超える水準で推移したが、日々線は3日連続で+1σ付近が天井となり、上値の重さを窺わせて取引を終えた。RSIは60.65%と前週末とほぼ同水準だったが、80%圏を目指して上昇していくトレンドに変化はなさそうだ。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:反発、日経平均に続いてTOPIXも短期GC接近