23日の米国市場では、NYダウが52.40ドル高の24886.81、ナスダック総合指数が47.50pt高の7425.96と上昇。一方、シカゴ日経225先物は一時1ドル109円台に進んだ円高を嫌気し、大証比100円安の22620円と下げた。東京市場では、利益確定売りが優勢となった23日の地合いが続き、24日も電機など輸出株を中心に売りが先行するだろう。米連邦公開市場委員会の議事要旨が公開され、利上げ加速観測が後退したことから、メガバンクや生・損保株にも売りが予想される。為替が円安に向かえば定石通り買い戻しが予想される。ただ、前日は時価総額上位銘柄の下落率が大きかったため、本日は主力大型株を持ち上げるだけ量の買いが入るかがポイントとなり、前場の出来高が薄いようであれば、後場の下げ幅拡大に警戒が必要だろう。日経平均の下落が予想される一方、ジャスダックやマザーズなど新興市場に投資家の関心が向かいやすくなろう。IPOが途切れる時期であるため、直近上場銘柄を中心に短期の値幅取り狙いの売買が活発化するとみられる。格上げや目標株価の引き上げが観測されている伊藤ハム米久HD<2296>、日本触媒<4114>、大塚HD<4578>、堀場製
<6856>、キーエンス<6861>、ホトニクス<6965>、太陽誘電<6976>、トヨタ<7203>、スズキ<7269>、小糸製<7276>、FCC<7296>、バンナムHD<7832>、日ガス<8174>、日通
<9062>、光通信<9435>、Jパワー<9513>に注目。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:キーエンスやスズキに注目