8日の米国市場では、NYダウが2.89ドル高の24360.21、ナスダック総合指数は1.69pt高の7266.90、シカゴ日経225先物は大証比20円安の22500円といずれもほぼ横ばい。
為替も対ドルで109円台前半と前日午後3時のレートと大差ない。このため、9日の東京市場は売り買いの手掛かりが乏しく、膠着感が強まろう。利益確定売りを消化しながら、日経平均の22500円を固める1日となりそうだ。後場は13時25分にトヨタ
<7203>の決算発表が予定されている。初の取引時間中の決算発表だけに、後場寄り付きから決算発表まではトヨタ以外の輸出関連株やTOPIX先物も含めて売り買いが手控えられよう。また、本日はオプション5月きりの特別清算指数(SQ)算出を11日に控えた水曜日だけに先物の大口フローが相場を動かす可能性が意識される。しかし、前日まで上値で買いが止まり、下値では売り物が途切れる典型的な小動き相場だったため、結局は本日も相場全体としては方向感の掴みにくい1日となりそうだ。
格上げ等が観測されているJT<2914>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>、イオンファンタジー<4343>、東宝<9602>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:東宝やセブン&アイ・ホールディングスに注目