米株安の流れを引き継ぐ格好となるが、昨日の日中段階でNYダウ先物が200ドル超下げていたたため、これを警戒する格好から後場に入り一段安となっていた。そのため、ポジション調整等は進んでおり、概ね織り込まれていると考えられるため、過剰な反応はなさそうである。また、決算発表が本格化する中では、積極的には手掛けづらく、ポジションも大きく傾いているとは考えづらい。そのため売り一巡後の底堅さは意識されそうだ。また、好業績銘柄への物色は散見されており、決算結果を見極めての個別対応になりそうだ。昨日の決算ではアルプス<6770>、アドバンテスト<6857>、キヤノン<7751>等が評価される。
また、業績観測が報じられている伊藤忠<8001>、三井物<8031>なども物色対象になりそうだ。その他、本日のザラバ決算では、富士紡HD<3104>、日金属<5491>、ABホテル<6565>、ゼオン<4205>、トクヤマ<4043>等が注目される。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:日金属やABホテルに注目