25日のドル・円相場は、東京市場では113円38銭から113円23銭まで下落。欧米市場では一時112円84銭まで下げた後に113円48銭まで上昇し、113円24銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は、主に113円台前半で推移か。閑散な商いの中、日経平均株価の動きを眺め、113円台前半で小動きとなる展開が予想される。

25日の欧米市場はクリスマス休暇で休場。新規材料難で方向感に乏しい中、ドル・円はやや弱含んでいる。本日発表予定の11月の全国消費者物価コア指数(コアCPI)の結果や、午後に予定されている日本銀行黒田総裁による経団連会館での講演内容に市場の注目が集まっているようだ。

11月のコアCPIは前年比+0.8%と予想されており、物価上昇率は10月実績と同水準となる見込み。市場予想を下回った場合、日銀による金融緩和策の長期化が意識されることでドル買いがやや強まる可能性がある。本日の東京市場では日経平均株価が続伸した場合、ドル・円は底堅く推移するものの、113円台前半でのもみ合いとなる展開が予想される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向が手掛かり材料に