18日のドル・円相場は、東京市場では112円49銭から112円83銭まで反発。欧米市場では112円74銭まで買われた後に112円31銭まで反落したが、112円55銭で取引を終えた。

本日19日のドル・円は、主に112円台後半で推移か。米税制改革法案の採決を控えて様子見ムードが強まる中、ドル買い・円売り基調が継続。日経平均株価の動きを眺め、112円台後半のレンジ内取引が予想される。

海外市場では米税制改革法案の年内成立への期待感を背景に、投資家の間ではドル買い・円売りの興味は失われていないようだ。また、米長期金利の上昇や欧米株式市場の上昇もドル相場の下支え要因となったもよう。この流れは一巡し、東京市場に入ってからは112円台後半で小動きに推移している。

米上院共和党は税制改革法案可決に必要な賛成票を確保したとみられ、上下両院は20日までに法案を採決、週内に最終行程を完了する見通しと報じられている。市場では週内の米税制改革法案成立はすでに織り込み済みとなっているものの、税制改革が米経済成長に与える影響は大きくないとの見方から、ドルの上値は抑えられているもよう。

本日の東京市場では新規材料難で全体的に動意に乏しい展開が予想され、日経平均株価の動きを眺め、ドル・円は112円台後半のレンジ内取引となるだろう。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:日経平均株価の動向を注視へ