以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年11月16日9時に執筆

11月相場入りしてからの東京株式市場は16連騰の新記録をつくった10月の勢いを引き継ぎ4日続伸でスタートしたものの、直近では買い一服症状から買い疲れ気味となり6日続落となっている。

その間の上昇では個別株よりインデックス(日経平均)の足取りの良さが印象的だ。指数に遅れを取るまいと主力株が軒並み上昇してきたが、直近で目立っていたのがソニーだ。長らく続いた業績低迷から抜け出す構えを見せると一気に人気化してきている。

今から約20年前、ソニーは株価10000円以上で大活躍していた時代があった。その当時、証券会社が力を入れていた金融商品で高利回りをうたったEB債を1口100万円つきあったことがある。

今で言う仕組み債の一種で、購入して一定期間、ソニー株を対象にした設定株価を下回らなければ利率が8%ちかく保証される商品だったが、ITバブル崩壊とともに株価は4分の1になってしまい、利率の確保はできず、結局現物株式(100株)で償還されたあとは売るに売れずほったらかしてきた。

そんなソニーの100株が私の償還価格の半値まで戻ってきた。この先、ひょっとしたら、ひょっとするかもしれない。10月の新記録相場がブルーチップ復活を夢見る私にとっては格好の出来事だった。約20年前からのソニーの塩漬け株もブルーチップ復活相場の入場券と思って握り締めていきたい。以下に注目しているブルーチップ株を列記する。

ソニー<6758>・・・税引き前利益は10期ぶりの最高益更新に上方修正されるなど、業績回復が株価を押し上げている。テレビ事業も回復傾向にあり、国内証券のレーティング高評価が続く。

住友化学<4005>・・・サウジ石化プラント事業で相場を作ったのは昔の話。半導体関連株が人気化する中で、電子部品素材を扱う同社に再評価があってもおかしくない。

三菱マテリアル<5711>・・・総合素材メーカーとして知名度・ブランド力は高い。電子材料部門は事業の大きな柱になりつつあり、ブルーチップにふさわしい銘柄。

井関農機<6310>・・・農業関連機械大手。国内は減反政策の見直し効果、海外は中国の農業改革・省力化投資期待で新規需要の掘り起こし期待が高まっている。

執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記



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情報提供元: FISCO
記事名:「 「兜町放浪記」:ブル−チップ復活とソニー【FISCOソーシャルレポーター】