10日のドル・円相場は、東京市場では113円26銭から113円58銭まで反発。欧米市場では113円64銭まで買われた後に113円22銭まで反落し、113円55銭で取引を終えた。

本日13日のドル・円は、主に113円台半ばで推移か。米長期金利の上昇と米税制改革をめぐる先行き不透明感を背景に売り買いが交錯し、113円台半ばでもみ合う展開となりそうだ。

米長期金利の上昇を背景にドル買い・円売りがやや優勢となっている。ただ、米税制改革法案をめぐり、法人税の引き下げ時期や州・地方税控除の扱いなどで上下両院案の相違が明らかとなったことを受けて、市場関係者の間では議会での調整が難航するとの懸念が広がっており、ドル相場を圧迫する要因となっている。今週15日に発表される米消費者物価指数(CPI)や米小売売上高が予想を下回った場合、ドル売りにつながることから、市場関係者の間ではこの2つの経済指標内容を確認したいとの声が聞かれている。

本日は、主要経済指標の発表もなく材料不足から、ドル・円の取引は全体的に方向感に欠ける展開となりそうだ。日経平均株価が堅調に推移した場合は、113円台半ばで底堅く推移すると予測される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:強弱材料混在で方向感に欠ける相場展開に