27日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。前日の欧州中銀(ECB)理事会を受けユーロが売られやすいなか、ドルに資金が集中した。本日は日経平均株価の強含みを手がかりに国内勢によるドル買いが進み、東京市場では114円前半を中心とした値動き。また、引き続き高水準の米10年債利回りもドルの押し上げ要因となっている。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続を期待した円売りがドルを支えている。足元では7月11日高値の114円49銭が視野に入り、その水準を上抜ければ115円を目指す展開となりそうだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円97銭から114円26銭、ユーロ・円は132円60銭から132円94銭、ユーロ・ドルは1.1625ドルから1.1657ドルで推移した。

【経済指標】

・日・9月全国消費者物価コア指数:前年比+0.7%(予想:+0.7%、8月:+0.7%)

・豪・7-9月期生産者物価指数:前年比+1.6%(4-6月期: +1.7%)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は小じっかり、ドル買い主導の展開