日経平均は連日でギャップ・アップからのスタートでリバウンド基調が強まってきている。もち合いレンジの上限を上放れつつあるが、ここから出来高が積み上がっている水準に接近することから、戻り待ちの売り圧力が意識されやすいだろう。また、直近のリバウンドでは先物主導によるインデックス売買による影響が大きく、本日も指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>やファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>などの動向次第といったところであろう。

また、リバウンド一巡感が意識されてくるなか、急ピッチの調整をみせていた中小型株への見直しも意識されてきやすい。需給整理も進捗しているとみられ、下げのきつかった銘柄への短期的なリバウンドを狙った売買が注目される。その他、米アップルは新型「iPhone x」を発表した。材料出尽くしが意識されそうだが、押し目拾いのスタンス。また、フランクフルト自動車ショーが開幕したこともあり、EV化の流れから好調な次世代電池株への物色は続こう。その他、北朝鮮の情勢への警戒感がくすぶるため、防衛関連への押し目狙いも意識されやすいか。その他、需給整理一巡から投資家心理が改善傾向にあるなか、ゲーム関連への見直しを意識。



<HT>

情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:下げの大きかった銘柄へのリバウンド狙い、ゲーム関連に注目