28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円41銭まで上昇後、109円05銭まで反落し、109円15銭で引けた。米国の7月卸売在庫速報値が予想を上回ったため一時ドル買いが優勢となったのち、米債利回りの低下に伴うドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1922ドルから1.1984ドルまで上昇し1.1975ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が次回の定例理事会で、量的緩和(QE)の規模縮小計画を発表するとの見方が根強く、ユーロ買いが継続。ユーロ・円は、130円27銭から130円86銭まで上昇。域内の金利先高感を受けたユーロ買いが続いた。

ポンド・ドルは、1.2907ドルから1.2943ドルへ上昇した。

ドル・スイスは、0.9536フランから0.9569フランへ上昇した。ユーロ・スイス絡みでのフラン売りが強まった。

 [経済指標]・米・7月卸売在庫速報値:前月比+0.4%(予想:+0.3%、6月:+0.7%)・米・7月前渡商品貿易収支:−651億ドル(予想‐645億ドル、6月‐640億ドル←−639億ドル)・米・8月ダラス連銀製造業活動指数:17.0(7月:16.8)



<KY>

情報提供元: FISCO
記事名:「 8月28日のNY為替概況