21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円04銭から108円64銭まで下落したが、108円97銭で引けた。米国の7月シカゴ連銀全米活動指数は予想外のマイナスに落ち込んだため米債利回り低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、ムニューシン米財務長官が現職に留まる意向を再確認し、税制改革実施を公約した。また、マッコーネル共和党上院院内総務は米国の債務上限引き上げで自信を表明したため、政府機関閉鎖の懸念が後退しドル売りは一段落した。

ユーロ・ドルは、1.1759ドルから1.1828ドルまで上昇し、1.1815ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がジャクソンホールの講演で、2018年の量的緩和(QE)終了に向けた計画を明らかにするとの思惑は残されており、ユーロ買い材料となった。ユーロ・円は、128円13銭から128円79銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.2878ドルから1.2916ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9663フランから0.9601フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米税制改革、債務上限引き上げへの期待でドル売り一服