3日のドル・円相場は、東京市場では112円10銭から112円87銭で推移。欧米市場でドル・円は113円47銭まで続伸し、113円40銭で取引を終えた。

本日4日のドル・円は113円台で推移か。米長期金利の上昇や一部経済指標の改善を意識してリスク選好的なドル買い・円売りは継続する可能性がある。

3日発表の6月の米ISM製造業景況指数は57.8に上昇し、市場予想の55.3程度を大幅に上回った。5月実績の54.9から2.9ポイント上昇した。項目別では、新規受注指数は5月の59.5から6月は63.5に上昇した。生産指数は62.4で5月の57.1を大幅に上回った。雇用指数は57.2で5月の53.5から著しく改善した。

ISM製造業景況指数が大幅に上昇したことから、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長がインフレ鈍化は一時的な現象と指摘したことは妥当だったとの見方が市場関係者の間で広がり、年内追加利上げを改めて織り込む状況となった。6日に発表される6月のISM非製造業景況指数(総合)は現時点で56.5と予想されており、5月実績の56.9をやや下回る見込みだが、製造業景況指数が市場予想を大幅に上回ったことから、非製造業の景況指数も5月実績を上回ってもおかしくないとの声が聞かれている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:ドル・円は113円台で推移か、米経済指標の改善を好感してリスク選好的なドル買い継続へ