20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円31銭まで下落後、111円73銭まで上昇し111円40銭で引けた。ムニューシン米財務長官の言及、「政策でドルに焦点をあてていないが、強いドルには(輸出などで)不利な面もある」が一時ドル売りにつながった模様。しかし、ドル高は同時に、「トランプ政権への信頼へのあらわれでもある」と述べたため、ドル売りが後退した。

ユーロ・ドルは、1.1163ドルから1.1119ドルまで下落し引けた。欧米金利差の拡大観測に伴うユーロ売り・ドル買いが続いた。ユーロ・円は、124円48銭から123円93銭まで下落した。

ポンド・ドルは、1.2677ドルから1.2604ドルへ下落。英国中央銀行のカーニー総裁が英国のEU離脱による経済への影響を指摘し、利上げに慎重な姿勢を示したため利上げ観測が後退。また、格下げへの警戒感に、ポンド売りに拍車がかかった。

ドル・スイスは、0.9726フランから0.9766フランへ上昇した。

[経済指標]・米・1-3月期経常収支:-1168億ドル(予想:-1238億ドル、10-12月期:-1140億ドル←-1124億ドル)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 6月20 日のNY為替概況