9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円81銭まで上昇後、110円13銭へ反落し引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え追加利上げを織り込むドル買いが優勢となった。その後、政治的な不透明感がくすぶる中、株式相場が伸び悩んだためリスク回避の円買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1166ドルまで下落後、1.1204ドルへ反発し1.1190ドルで引けた。ユーロ・円は、123円86銭へ上昇後、123円31銭へ反落。

ポンド・ドルは、1.2755ドルから1.2707ドルへ下落した。英国の総選挙で与党が予想外の過半数割れとなったため、欧州連合(EU)離脱の交渉への不透明感が広がりポンド売りにつながった。

ドル・スイスは、0.9655フランから0.9686フランへ下落した。

 [経済指標]・米・4月卸売在庫改定値:前月比−0.5%(予想:-0.3%、速報値:-0.3%)・米・4月卸売売上高:前月比−0.4%(予想:+0.2%、3月:−0.2%←0.0%)

 

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情報提供元: FISCO
記事名:「 6月9日のNY為替概況