■弱含み、豪失業率低下もリスク回避の円買い勝る

先週の豪ドル・円は弱含み。豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会議事要旨で、物価上昇の見通しに自信が示されたが、米トランプ政権に対する不信感が強まり、リスク回避的な円買いが優勢となった。4月豪失業率は低下したが、正規雇用者数は減少しており、政策金利は長期間据え置きとなる可能性が高まった。取引レンジ:81円77銭-84円52銭。

■上げ渋りか、資源価格の先安観残る

今週の豪ドル・円は上げ渋りか。豪準備銀行(中央銀行)の利下げ観測後退は豪ドル相場に対する支援材料となる。しかし、トランプ米政権への不信感から米経済政策への期待感は後退していることで、資源価格の先安観が豪ドル相場の反発を抑制するとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:82円00銭-84円00銭




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情報提供元: FISCO
記事名:「 豪ドル週間見通し:上げ渋りか、資源価格の先安観残る