28日午前、米ドル建てのビットコイン価格が一時1BTC=1,330ドル超をつけて過去最高値を更新した。4月1日時点では1,100ドル前後で取引されていたなか、ここ数週間で約20%の上昇を見せた。フィスコ<3807>傘下のフィスコ仮想通貨取引所の28日のBTC/JPY相場は、一時1BTC=149,500円の高値をつけている。

この急騰の大きな要因のひとつは、26日にアメリカでSEC(米証券取引委員会)にビットコインETF(上場投資信託)の申請について再考要請が承認されたと判明したためという見方が有力だ。ビットコインETFの申請は、今年3月10日にSECによって一度却下されていた。なぜ今回SECが再考要請を受け付けることとなったのかは現時点では不明だが、もしも今回ビットコインETFがアメリカで認可されることになれば世界初の事例となる。ビットコインETFが認可されることによってビットコインの信頼性向上や認知度拡大などの効果が期待されることから、需要拡大への思惑買いへとつながっていると見られる。

前回、ビットコインETF申請の結果が判明する3月10日直前にも期待買いからビットコイン価格は上昇していた。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットコイン---ドル建価格が過去最高額へ 米ビットコインETFの再考が影響