10時30分時点の日経平均は前日比44.52円高の18476.72円。TOPIXは前日比4.97pt高の1476.39pt。寄り付き後は18497.48円まで上昇するも、その後はこう着感の強さが意識される相場展開。なお、規模別では大型株の強さが相対的に目立っている。

業種別では、上昇率トップは前日比1.55%高でゴム製品。その他、銀行、輸送用機器、証券などが上位に続いている。一方、石油石炭を筆頭に食料品、鉱業、水産農林などが下落。

東証1部の売買代金トップは任天堂<7974>。その他、三菱UFJ<8306>、東芝<6502>、ソフトバンクグ<9984>、キヤノン<7751>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>などがランキング上位に続いている。

値上がり率上位銘柄は、キムラタン<8107>、NOK<7240>、enish<3667>、日写印<7915>、東芝<6502>など。キムラタンは前日比14%高に。

東芝については、半導体メモリー事業買収に名乗りを上げている台湾の鴻海精密工業の提案の全容が判明したと一部メディアが報じている。アップルなど米企業3社と、傘下のシャープ<6753>など日本企業で「日米台」の連合を組んで買収を目指すようだ。東芝<6502>が株式の2割を保有することを要請、鴻海の出資比率は2割にとどめるという。中国に近い台湾企業への売却を懸念する声もあったが、同報道で改めて関心が向かっているもよう。


(株式アナリスト 若杉篤史)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 10時30時点の日経平均は44円高、大型株の強さが目立つ