24日午前の東京外為市場では、ドル・円は上げ渋り。トランプ米大統領による政策運営の遅れに警戒が強まり、ドル買いが手控えられた。前日海外市場ではトランプ政策の遅れに懸念が広がり、ドル売りが強まった。今日のアジア市場では、ドル・円は朝方110円86銭を付けたが、日経平均株価の上昇を背景に111円46銭まで切り返した。

ランチタイムの日経平均先物は200円程度上昇し、目先日本株の継続を見込んだドル買い・円売りに振れやすい地合い。ただ、ドル売り圧力も強いとみられ、株高のわりにドルの上値は重いようだ。

ここまでのドル・円の取引レンジは110円86銭から111円44銭、ユーロ・円は119円53銭から119円99銭、ユーロ・ドルは1.0763ドルから1.0786ドルで推移した。


【要人発言】
・カプラン米ダラス連銀総裁
「段階的に忍耐強く緩和を解除するべき」

・麻生財務相
「日米経済対話で為替だけを取り上げることは考えていない」

【経済指標】
・NZ・2月貿易収支:-0.18億NZドル(予想:+1.8億NZドル、1月-2.57億NZドル)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は小じっかり、日本株の堅調地合いで