NY金先物は7日続落(COMEX金4月限終値:1209.40↓6.70)。1206.40ドルから1218.50ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。2月の米ADP雇用報告で民間部門雇用者数が29万8000人増と、市場予想(19万人増)を大幅に上回ったことから、為替市場ではドルが上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを確実視するムードが強まったことで、金利がつかない金は売り優勢の展開となった。

日足チャートでは、25日移動平均線(1233ドル水準)を下抜け、100日移動平均線(1217ドル水準)も下回った。欧米政治リスクへの警戒感を下支えに金は堅調に推移するとの声は根強いが、目先「米3月利上げ」の思惑が重しとなっている。





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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY金:7日続落で1209.40ドル、強いADP雇用報告で「利上げ」ムード強まる