11時00分現在の日経平均株価は19353.27円(前日比18.19円安)で推移している。23日の米国市場ではNYダウが34ドル高となり10日続伸した。減税策への期待が続いているが、利上げ観測の拡大で上値も重かった。一方、為替市場では米政権によるドル高是正への警戒感などから一時1ドル=112円台半ばまで円高が進み、本日の日経平均はこうした流れを受けて139円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともに下げ渋る展開となったが、プラスに切り返したところで戻り一服となっている。

個別では、三菱UFJ<8306>やトヨタ自<7203>が小安く、東ソー<4042>、三菱商事<8058>などは軟調。コマツ<6301>や太平洋セメ<5233>は4%前後の下落と下げが目立つ。また、エストラスト<3280>、エーアイテイー<9381>、東海カーボ<5301>などが東証1部下落率上位となっている。一方、東芝<6502>が急反発しており、任天堂<7974>も堅調。ソフトバンクG<9984>や三井住友<8316>は小幅高。経営統合観測が報じられた森永乳<2264>と森永菓<2201>がそろって急伸しており、セブン銀行<8410>も上げ目立つ。また、森永乳や東芝、ハピネット<7552>などが東証1部上昇率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 11時時点の日経平均は小幅に3日続落、森永乳や東芝が上昇率上位