NY原油先物は小幅反落(NYMEX原油3月限終値:53.11↓0.09)。52.73ドルから53.51ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の在庫統計は、原油在庫が前週比で950万バレル増加。市場予想を上回る増加となり、在庫量は1982年のデータ以降では最大となった。ただ、一部で「一時的な増加に過ぎない」との指摘もあり、大きく値を崩すような目立った売りは観測されなかった。

チャートでは、25日移動平均線(52.8ドル水準)レベルでもみあっている。欧州政治やトランプ大統領による政策運営への警戒感から、リスク資産への積極投資は手控えられそうな状況にある。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:小幅反落で53.11ドル、米国内在庫は過去最大も市場は冷静