14日午前の東京市場でドル・円はもみあい。日経平均株価は小幅安で推移しているが、中国のインフレ率は予想を上回っており、人民元の先安観は多少後退するとの見方が出ている。目先的にリスク回避的なドル売りはやや抑制されるとの声が聞かれている。本日行われるイエレン米連邦準備理事会（FRB）議長の議会証言への期待があることも投機的なドル売りを抑制する一因とみられている。アジア市場でドルが113円前半まで下落するとの見方は依然として少ないようだ。ここまでのドル・円の取引レンジは113円54銭から113円82銭で推移。
・ユーロ・円は、120円35銭から120円58銭で推移
・ユーロ・ドルは、1.0593ドルから1.0609ドルで推移

■今後のポイント
・113円台半ば近辺で個人勢、短期筋などのドル買い興味残る
・1ドル＝115円以上で輸出企業などのドル売り予約が増えるとの見方

・NY原油先物（時間外取引）：高値53.04ドル　安値52.88ドル　直近値53.01ドル



＜MK＞

情報提供元： FISCO
記事名：「 東京為替：ドル売り一服、中国の1月インフレ率は予想を上回る 」