トランプ政権への政策期待からNYダウは最高値を更新するなか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円高の19155円となり、これにサヤ寄せする格好から、幅広い銘柄に買いが先行することになりそうだ。また、円相場は1ドル113円台に乗せていることも安心感につながる。買い一巡後は日米首脳会談を控え、次第にこう着感が強まるとの見方がコンセンサスであろう。ただし、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から一気にセンチメントが改善してくる可能性もあり、先物主導ながらも指数を押し上げてくる展開も意識。決算に絡んだところではミクシィ<2121>、コスモエネ<5021>、セコム<9735>がポジティブ。為替の円安や日米首脳会談を前にした自動車株へのショートカバーに期待。一方で、米半導体株が総じて軟調に推移しており、ハイテク株への影響を見極め。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:自動車株やハイテクの動向に注目