NY原油は反落(NYMEX原油3月限終値:53.17↓0.61)。52.58ドルから54.08ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。10-12月期米GDP速報値は前期比年率で+1.9%増と市場予想(同+2.2%)を下回る格好となった。米国株は高安まちまちとなったほか、為替市場でもドルはやや動意に欠ける展開に。


そのような軟調な外部環境のなか、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが米国で石油生産に用いるリグの稼動数を発表。前週比15基増の566基と1年2ヶ月ぶりの高水準となったことから、米国供給懸念が意識されて売り優勢の展開となった。


チャートでは、25日移動平均線(52.8ドル水準)を上放れるような動きが見られる。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げており、昨年来高値55.24ドルの更新を意識した格好に。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:反落で53.17ドル、リグ増加で米供給増懸念が高まり