NY原油先物は反落(NYMEX原油3月限終値:52.75↓0.43)。52.56ドルから53.47ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の在庫統計で、原油在庫は前週比で予想を上回る増加となった。また、原油を精製して作るガソリン在庫も大きく増加するなど米国内の需給の緩みがマイナス視された。

一方、NYダウが史上初の20000ドル台に乗せるなど世界的な株高継続を受けて、リスク資産に投資する資金が一部流入したことで底堅い値動きとなった。

チャートでは、25日移動平均線(52.7ドル水準)をでのもみ合いとなっている。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げる展開だが、上値も重い。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY原油:反落で52.75ドル、米原油在庫の増加が重しに