5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、116円64銭から115円22銭まで下落し、115円34銭で引けた。朝方発表された米国の12月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことや、米国債利回りの低下を意識してドル売りが加速。メキシコ当局はペソを防衛するためにドル売り介入を実施しておりドルの上値を抑える一因になった可能性があるほか、人民元の急反発に連れて円の需要も強まった。過度な元安を食い止めるため、中国当局が市場への資金供給を引き締め流動性を低下させているとの思惑が強まっている。

ユーロ・ドルは、1.0494ドルから1.0615ドルまで上昇して1.0605ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測が後退しユーロの買戻しが加速。ユーロ・円は、リスク回避の円買いに122円02銭へ下落後、122円54銭へ反発。

ポンド・ドルは、1.2277ドルから1.2432ドルへ急伸した。

ドル・スイスは、1.0197フランから1.0087フランへ下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米債利回り低下を意識してドル急反落