27日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は11.23ドル高の19945.04、ナスダックは24.75ポイント高の5487.44で取引を終了した。原油相場の上昇を受けて、買いが先行。年末で閑散取引となったものの、10月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数が市場予想を上振れたほか、ハイテク株に買いが広がった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や小売が上昇する一方で家庭用品・パーソナル用品や自動車・自動車部品が下落した。

電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)はパナソニックとソーラーパネルの生産合意を発表し、上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、同社の音声アシスタント端末「Echo」などが好調で、ホリデーシーズンの売上高が過去最高となったことを明らかにし、堅調推移。医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)は、食品医薬品局(FDA)から脊髄性筋萎縮症の治療薬について承認を取得し、買われた。

今週は、市場関係者の多くが休暇を取得しており閑散取引となる可能性が高いが、節税目的の損失確定が一服し、割安株を選好する動きも見られるだろう。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウは11ドル高、ハイテク銘柄に買いが広がる