為替相場は小動きであったものの、欧米株式市場の上昇を背景に、本日の東京市場も堅調な動きが想定される。FOMCの結果発表を控える中、米国の利上げが一段の円安ドル高につながるとの見方も優勢になっていく可能性があろう。物色は引き続きディフェンシブのリバウンドが優位と見られるが、本日もディフェンシブの一角には投資判断格下げの動きがみられており、リバウンドの長期化には不透明感も強いところだろう。景気敏感株の押し目買いでは、年初来高値水準までまだ乖離がある自動車セクター、PBR水準が1倍を依然として大きく下回っている銀行株などが注目されるところだろう。テーマ物色では、ロシア関連、カジノ関連などの行方に注目が集まる可能性。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:自動車や銀行株には依然として上値余地か