*07:38JST NYの視点:米家賃、全般的に減速基調も地域によっては上昇も 消費者物価指数(CPI)よりもシェルターの最新動向を正しくあらわしているとされる不動産関連会社の調査によると、賃貸市場は地域によりまちまちだという。

リアルター・ドット・コムの統計によると9月は全米で多くの地区で賃貸の低下が見られたが、全50都市の中で中西部10地区のうち8地区で前年に比べ賃貸の上昇が見られた。

新たな集合住宅建設の加速が価格を押し上げたと指摘されている。賃貸の安定は連邦準備制度理事会(FRB)が根強いインフレ上昇要因として注視しているシェルターインフレの今後の低下につながる。FRBが特にインフレ指標として注視しているエネルギー・食品を除いたコア個人消費支出価格指数の9月分は2.6%と、8月2.7%から伸び鈍化が予想されている。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米家賃、全般的に減速基調も地域によっては上昇も