*07:40JST NYの視点:米9月ISM非製造業景況指数の雇用は予想外に縮小、雇用統計で弱い兆候が示される可能性も 全米供給管理協会(ISM)が発表した9月ISM非製造業景況指数は54.9と、8月51.5から予想以上に上昇し、昨年2月来で最高となった。3カ月連続で50を上回り活動拡大となった。重要な項目となる新規受注が59.4と低下予想に反し、8月53.0から上昇し昨年2月来で最高となったことが指数を押し上げ。3カ月連続の上昇。仕入れ価格は59.4と、8月57.3から低下予想に反して上昇し、1月来で最高となり、インフレの鈍化が停滞する可能性も示唆された。

米国経済は7割を消費が占めるため注目されていた9月ISM非製造業景況指数の雇用は48.1と予想外に3カ月ぶりの50割れで、活動縮小となった。6月来で最低。スタグフレ―ションの兆候も示された。

9月雇用統計の市場エコノミスト予想では非農業部門雇用者数の伸びが拡大、失業率は8月と同水準を維持し労働市場の底堅さが証明されると見られている。しかし、サービス業の雇用が弱く、雇用統計の結果で弱い兆候が示される可能性も除外できない。

■米9月ISM非製造業景況指数:54.9(8月51.5、6か月平均53.1)
新規受注:59.4(53.0、53.1)
仕入れ価格:59.4(8月57.3、57.9)
雇用:48.1(50.2、48.1)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NYの視点:米9月ISM非製造業景況指数の雇用は予想外に縮小、雇用統計で弱い兆候が示される可能性も